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子宝治療の着床鍼について

2020年12月2日

着床鍼ってなんですか? という質問があります。
結論から言うと、着床鍼灸とは移植前後に2回の鍼灸治療を受ける事です。

体外受精の場合

採卵は、1~3日前に鍼灸治療
移植は、前後1~5日以内に2回の鍼灸治療=「着床鍼灸」が良いと思います。

人工授精の場合

排卵後、4日目もしくは5日目のタイミングで鍼灸を受けるのがベストです。
理由はこの時期が人工授精の場合は着床期にあたるからです。

参考文献

胚移植日に鍼治療を行なうと体外受精、顕微授精の妊娠率を上昇させる

273例を研究対象とし、鍼を行なわない組では22%の妊娠、鍼治療組では36%の妊娠率となり、鍼治療を行なった組に有意に妊娠率が高くなった。

Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)

体外受精と顕微授精例の黄体期に鍼治療を行なうと妊娠率が有意に高かった

225例を対象としたもの。鍼を行なわなかった組では13.8%、行なった組では28.4%の妊娠率で、鍼治療組の妊娠率が高くなった。

Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)

体外受精例に鍼治療を3回行い、鍼治療組に妊娠率が高くなった例

228例を対象に、hMG(排卵誘発剤)注射時、採卵前、採卵直後に鍼を行なった。
行なわない組では23%
鍼治療組では31%の妊娠率で、鍼治療組に妊娠率が高くなった。

Fertility&Sterility(アメリカの生殖医学学会誌)

体外受精と併用された鍼治療は、妊娠率を向上させる

7件の臨床試験データをまとめた。鍼療法を併用した胚移植は、鍼治療を受けた組の臨床的妊娠は1.65倍高く、継続中の妊娠は1.87倍、生児分娩率は1.91倍高く、鍼治療派妊娠率の高さと関連していた。

BrirtishMedicalJournal(メリー大学ジョージタウン大学産婦人科)

胚移植後の鍼灸について
2002年にPaulusらは世界で初めて胚移植前後に鍼治療をすることで、妊娠率が大幅に向上するという報告をしました。

以下調査内容です。
160名の患者を対象にして調査しています。
①移植の前後にそれぞれ25分間鍼治療を受ける人たち80名
②移植後25分間寝ている人たち(鍼無し)80名
①と②で妊娠率を比較検討しています。
結果は
①の人たちの妊娠率が42.5%
②の人たちの妊娠率は26.3%
以上の結果より鍼治療をした人たちのほうが、有意に妊娠率が上昇している事がわかります。

2005年にはWesrergaardらが
prospective randomized sutudyをおこない、胚移植前後の鍼治療により有意に妊娠質の向上がみられることを確認しています。

以下調査内容です。
273名の患者を対象に調査しています。
①移植の前後にそれぞれ25分間鍼治療を受ける人たち87名
②移植の前後にそれぞれ25分間鍼治療を受けさらに移植後2日目に再度25分間の鍼治療を受ける人たち95名
③コントロール群(鍼無し)
①②③で妊娠率を比較検討しています。
結果は
①の人たちの妊娠率が39%
②の人たちの妊娠率は36%
③の人たちの妊娠率は24%

移植前後に鍼治療をした①②の群において有意に妊娠率が高い事がわかります。

このように胚移植前後に鍼治療をすると有意に妊娠率の向上が期待出来ます。

当院の子宝治療(不妊治療)のページ↓

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